スラブ民族
スラブ諸語を使う人々の総称で、ヨーロッパ諸民族中最大の民族集団。
大部分はロシアをはじめとする旧ソ連諸国および東欧諸国に居住し、その地理的位置と言語の近親性の度合いに基づいて東スラブ、西スラブ、南スラブの3群に分類される。1995年における総人口は約3億で、その内訳は、ロシア人1億4650万、ウクライナ人4600万、ベラルーシ人1000万(以上、東スラブ)、ポーランド人4900万、チェコ人1038万、スロバキア人450万(以上、西スラブ)、ブルガリア人845万、セルビア人1016万、クロアチア人565万、スロベニア人230万、モンテネグロ人62万、マケドニア人177万(以上、南スラブ)などである。
北朝鮮
1940年代:第2次世界大戦が終了。アメリカとソ連による朝鮮の統治が始まる
1945年にポツダム宣言によって第2次世界大戦が終わりました。そして、それまで日本に統治されていた朝鮮半島がソ連とアメリカによって統治されます。
ソ連:北緯38度線から北の地域(今の北朝鮮)
アメリカ:北緯38度線から南の地域(今の韓国)
このように分けて統治された朝鮮半島でしたが、1945年の時点では1947年に選挙を機会として南北を統一する予定でした。
しかしながら、朝鮮の北部では選挙を前に金日成をトップとした改革が進み、選挙は南部が先に始めるなどして、朝鮮半島の統一は決裂。
このようにして、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が1948年に誕生します。とはいえ北朝鮮と韓国は、互いに不満がたまった状態での建国だったこともあって1950年には朝鮮戦争が起こります。
1950年代:朝鮮戦争が起こる。休戦協定は2018年現在も結ばれたままに
朝鮮戦争で北朝鮮はソ連と中国のサポートを受けつつ、国境の北緯38度線を超えてソウルを占領しました。
これに対して、韓国はアメリカや国連の支援を受けて、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)まで進軍します。その後、北朝鮮側では中国が主導しはじめ、戦争は混戦をきわめました。
その結果、1953年に停戦協定が結ばれました。そして2018年の現在も、朝鮮戦争は”停戦”のままです。
ネイティブアメリカン
インディアン(ネイティブアメリカン)とは、いわゆるアメリカの先住民族の事を言います。
昔々は、アメリカ大陸には1000万人以上はいたであろうとされたインディアン達が、沢山の各々の部族ごとの文化を築いて平和に暮らしていました。
そこへ、新大陸を目指していたコロンブスによってアメリカ大陸が発見され、ヨーロッパ人が移り住んできました。
その後さらに土地を奪おうと侵略してきたヨーロッパ人達に土地を奪われ、その際の戦いでインディアンの人口は5%以下に激減したそうです。
そんな、とてもとても苦しい時代を経て、アメリカ政府からリザベーション(居留地)を与えられましたが、その場所は荒野の砂漠地帯。そこでの暮らしもまた厳しいものだったと思います。
ヒスパニック
「ヒスパニック系(Hispanic)」とは、スペイン語を話す地域または国の出身であるか、祖先を持つ人を表します。
話す言語による区分となるため、南米のみならずヨーロッパのスペイン出身の人々も含まれます。
その他にヒスパニックと呼ばれる国と地域には、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドール、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラなど。
2019年に調査を行った<ピュー研究所>によれば、米国には約6,060万人のヒスパニック系が住んでおり、総人口の18%を占めているとのこと。その中でもメキシコ系が62% 近くを占めており、プエルトリコ系とキューバ系が後に続きます。
「ヒスパニック」という言葉は、メキシコ系アメリカ人を主導とした団体によるロビー活動が活発に行われた70年代に米国政府によって使用されるようになったもの。現在ヒスパニック系は公的に一つの「民族」として認められています。